小宮研究室メンバー(2011年)
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(1) 2011年全員
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(2) 教員たち

komiya

准教授 小宮 剛

 地球・生命進化史の研究をしています。今は、冥王代と後生動物の出現と初期進化がメインターゲットです。
 次は、原生代中期〜後期(16~7億年前)に取り組もうかなと考えています。
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yamamoto

PD 山本 伸次

 一応、地球最古の鉱物を探して、西オーストラリアのジャックヒルズ礫岩中のジルコン(44億年前)中の鉱物包有物の同定とその組成の分析を行なっています。
 日本が保有する最古の地球上の鉱物を持っています。
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(3) 博士課程大学院生
shimojo

D1 下條 将徳

 研究テーマ『冥王代‐初期太古代の地球進化解読(をしたい.まずはage mapping!!)』 得意技『ジルコン分離(ジルコンならお任せください)』  研究対象地域である,Saglekブロックには世界最古!!!??の表成岩(噴出岩,堆積岩)および太古代初期の花崗岩質片麻岩が分布するとされており,冥王代の惑星進化,特に地球形成初期の表層環境の解明を行うにあたり最重要な地域である.38億年以前の表成岩が分布する地域は,地球上でグリーンランド・イスア地域,同・アキリア島,そしてラブラドル地域に限られる(レア!!).ラブラドル対岸のグリーンランド・イスア地域やアキリア島は,国内外の調査グループによって精力的かつ詳細に調査されており,イスア地域では最古のプレートテクトニクスの証拠が38億年前に遡れることも報告されている(Komiya et al., 1999, J. Geol.).一方で,ネーン岩体は世界最古の表成岩が存在するなど最重要な地質体にも関わらず,その地理的立地から1980年代以降ほぼ未調査の状態である.そのため,岩体の年代値もわずか数地点から得られているのみで,地質調査も地史を議論できるほど行われていない(そこで我々の登場です!! ).2011年度より,現地で地質調査と岩石試料採取,ラボで岩石のジルコンU-Pb年代測定を中心に研究を進めている。
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(4) 修士課程大学院生と卒論生
nakao

M1 中尾 泰斗

 エディアカラ紀の後生動物出現からカンブリア大爆発までの、後生動物黎明期の動物胚化石・幼生化石の内部組織をSPring-8のX線顕微CT像解析を用いて、これまで見ることのできなかった化石内部の詳細な生物組織を観察し、後生動物黎明期(6〜5.1億年前、後生動物出現からカンブリア大爆発まで)の胚化石や幼生化石の生物組織を研究することである。私たちの予察的研究では、外観上は刺胞動物の胚化石の原腸陥入段階やポリプの特徴を持ちながら、内部組織は新口動物の棘皮動物様に五射放射状構造を持つものが非常に多く存在することが分かった(図2)。その結果は後生動物黎明期には体制の全く異なる動物が一時的に存在していたことや左右対称構造を持ちながら刺胞動物様な二胚葉構造を持つ動物が存在していたこと(従来の研究では知られていない、二胚葉から左右対称構造への移行動物)を示唆し、後生動物の初期進化を考える上で重要な制約条件を与える。現在、さらに多種の化石を調べることによって、黎明期には後生動物の爆発的な急進化の為、現存しない多種多様な体制が模索されたと言う仮説を実証しようとしている。

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(5) 過去のページ(卒業生や修了生も)
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